[再編集]「共感を求める」からうつ病になる





人間だれしもがもっているといわれる「共感」という能力。他人の感じたことをまるで自分が感じたことのように受け取ることのできる能力です。

誰かが酷い怪我を負っているのをみると、「痛そう」だとか、「かわいそう」だと感じて、助けてあげたくなる気持ちになったり、相手が泣いているのを見て思わずもらい泣きをしたりなどですね。

しかしこの「共感」は使い方を誤るとよくないものになってしまいます。それは共感を「求めてしまう」ことです。

相手が共感してくれるとは限らない

例えば自分が精神的に病んでいるとします。それを誰かに「わかってほしい」と求めることが該当します。

周りの人が皆人のことを気にかけてくれるような優しい人ばかりであるならそれも可能でしょう、しかし実際のところこの現実世界はそうはなっていないと思います。

無関心な人もいますし、むしろ否定的だったり攻撃的立ったりする人すらいます。

つまり他人が自分のそれを見てどう思うか、というのはそれを見たそれぞれの他人次第な訳です。それをどうにかしようと考えるとつらくなります。

共感が得られ無かった場合、自分が否定されたように感じる

例えばうつ病の人はとてもつらい今の自分の状態を誰かにわかってもら痛いと思うことがあると思います。それも相手に自分の症状に対する共感を強く求めていることが多いです。

しかしまず現実的に、「うつ病」の気持ちは、うつ病になったことがある人でないと共感することは難しい。

人間経験したことのないことはわからないのです。あったことも無い人の顔を想像できないように、人は経験したことでないと想像すらできません。

さらにうつ病になった経緯も人によって違うため、同じ病を経験しているようでも実際に話をしてみると全く共感できないということもあります。

自分のことを誰にもわかってもらえないと感じるようになると、ますます自己否定感が強くなってしまい、誰も信じられない、と自暴自棄になったりします。

共感を求めるからつらい

それでも共感を求め続けることをやめられないと症状はどんどんつらくなっていってしまうのではないかと思います。どんどん裏切られていってしまえば、それだけゆがんで行ってしまい、ますます他人に対する不信感が募っていきます。

やがては思考にも影響を及ぼし、無意識的に自分のやることなすことすべてに誰かからの共感、承認を得ようとしてしまうようにもなってしまうかもしれません。

よくうつ病のチェックリストに”常に誰かに見張られているような気がする”という項目がありますが、この共感を求めてしまう自分の癖がそうさせてしまっているのかもしれません。常に共感を得られているか周りを監視しているようなものですから、それは必然的に周りが自分をどう見ているのかを気にしているということになります。

それがひどくなると日常生活を送ることも困難になってしまい、引きこもりになったり、会社を休職してしまうようになってしまいます。

共感は求めるものではなく、自らがするものである。

共感を求めないようにすれば上記症状も現れることはありません。誰もわかってくれないと嘆いてしまっていたとしても、実際それが現実なんです。

人は人の都合で生きているものです。それは自分も同じ。他者に共感を求めるのも完全に自分の都合です。他人は他人の都合で生きていて、人のことに関心が無い人も、自分に優しくしてくれている人も皆そうなんです

そもそも人は本質的に人のことを理解できるようにはできていません。共感は理解とは程遠く違います。

人が感じられる世界は5感の範囲に限られていて、外面のことしかわかりません。

内面である他者の心や思考などの内面は、いくら自分が相手はこう考えているに違いないと思ったとしても、それは自分の想像、妄想の域を出ないのです。

だから他者が自分のことをについてどう考えていたり気にするのは全く意味が無いのです。自分がただそう思い込んでいるだけなんですね。

共感というのはされるものじゃないんです。するもの。自分がするものなんですよ。冒頭に挙げた通り、自分が何かを見て、それに対して自分の経験したことを思い出して共感する。人間にできること、共感の本質は悪魔で自分ありきなんですよ。

哲学:人は他者を批判する時、実際には自分自身を批判している

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