アドラー心理学はうつ病治療の道しるべになるが、治療法ではない






2020年04月25日~:
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アドラー心理学は今や現代病とされるうつ病の解決の指針になりうる考え方だと私は思う。しかしそれをそのままうつ病治療に適用できるかといえば、そうではないとも思っている。

アドラー心理学は概念的なもので、具体性はない

うつ病の完治”をゴールと仮定すると、アドラー心理学はいわば灯台のようなもの。ゴールに向かっていくための目印、指針を示してくれるものだ。しかし、あくまでそれは目印であって、そこまでいくにはどのようにいけばいいのかというような、やり方については自分で見つけるしかない。アドラー心理学をうつ病治療の方法として運用するには概念的すぎて、具体性がないからだ。
うつ病の治療が難航しやすいのは、うつ病の治療に「コレ」というものがないからだ。人によってうつ病の発症原因は様々であり、原因が異なるのなら治療法もそれぞれ異なると思われる。うつ病の原因について「本人を取り巻く環境と、本人の認知の歪みに問題がある」と説明することはできても、じゃあ実際にどうすれば、何をしたら治るのだと言われるとそれは本人にしかわからない。しかしその本人は原因となっている自分の認知の歪み、癖に気づけない。あるいは気づいていても治し方がわからない。もしそれができていたらそもそもうつ病になどなっていない。

概念を元に具体化して実行していくことが必要

ではアドラー心理学は役に立たないのかというと、そんなことはなく、うつ病治療に貢献できる十分な可能性をもっている。実際私がそうだった。アドラー心理学を知ることがなければ、あの激しい頭痛や背痛が消えることはなかっただろうし、今も暗い奈落の底で這いずり回るような苦痛を味わっていたに違いない。

このブログではうつ病だったころ自分が自分自身に行った治療法について書き残しているが、一貫して私が行っていたのはアドラー心理学の概念を具体化して実行することだった。アドラー心理学を元に自分のどういうところが弱点なのか、克服すべき点なのかを洗い出し各洗い出した項目について自分の行動分析を行っていく。アドラー心理学の考え方と分析結果を照らし合わせていくと、今自分がある事象をどう認知していて、それがどのような要因で成り立っているかがわかり、治すべき箇所がわかってくる。後はそれを実践して効果を計測する。違っていたら他の方法を考えて試す。この試行錯誤の繰り返しだ。これは別に、何も数学的な特別な知識が必要とかそういうことではない。私自身にそういう知識はそもそもない。別に記録を残す必要はないし、充分自分の頭の中で行えることだ。

概念を理解することも重要

大抵の問題解決にあたる具体的な指針や対策、行動を考えるには概念というものが先立って存在しているもの。アドラー心理学について理解が浅いと、間違ったアプローチをとる可能性もある。アドラー心理学についての一定の理解レベルに達しているかの線引きをするとすれば、承認欲求を求めることを否定することについてその根拠について説明できるレベルになるくらいにはほしい。自分の中であアドラー心理学が自分にとって必要なものかどうか、自分に合うのかどうかについて考えることも重要だと思う。



アドラーの心理学を論理的に実践

アドラー心理学は実践が難しいとされる心理学だといわれています。

管理人が実際にアドラーの教えをもとに実践した内容の記事を残しております。

孤独 認知論
私の「甘え」うつ病治療


私のうつ病の主原因は「甘え」だった。甘美に感じられた「甘え」が私を苦しめていました。

そんな私が自分の甘えから脱し、

精神の安定、自由をつかむためにやったことをまとめています。


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承認欲求を捨てて「自分の人生」を生きよう


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自己紹介

Name : Elepan

元うつ病患者 (闘病歴10年)

約10年間のうつ病の体験と、独学で立ち直ったことや、実施した治療法について書いています。一人でも誰かの役に立つ情報になりますように… その他にも遊んだゲームの情報、世の中のおかしいと思うことなどについて考えたことを色々まとめています。

 

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