[再編集]キノの旅「人を殺すことができる国」についていろいろ考えてみた





どうも@えるぱんです

「読みづらい」とご指摘を頂いたので、ほぼ書きなおしました。いい機会なので他の記事も随時書きなおしていくことにします。指摘して頂いた方ありがとうございました。

懐かしいですね。アニメ第1弾が2003年なので2017年の本作は約14年ぶりです。さてそんな作品の第1話ですが…

人を殺せる?

「人を殺すことができる」。日本でそんな法律が決まったら混乱が起きそうですけど面白い設定です。特に日本のような法治国家においては無い発想ですよね。

なぜこんな取り決めを作ったのだろうか?

そもそもの話なんですが、「国」の目的はなんでしょう?それは人々の生活向上や幸福のためですよね。一人ではできないことでも、皆で協力しあうことで達成することができます。だから人々は集団を形成して、それが国となって日々を営んでるわけですよね。しかし、この「人を殺すことができる」という法律はそれと逆の事を引き起こしてしまうような厄介な物のように感じます。仮に誰かを殺せばそれだけ人がいなくなってしまいますし、治安は乱れ、誰かと協力どころの騒ぎではなくなってしまうでしょう。最後の一人になるまで殺し合うことになったらもはや国でなくなってしまいます。一見破滅的な法律のように見えますが何のメリットがあるんでしょうか?

「人を殺すことができる=法律」 「人を殺すことは許されていない=掟」

言葉遊びのようになってしまいますが…。法律は国によって決められたルールです。拘束力があり、破ればなんらかの罰則を与えられます。日本の法律で考えれば、殺人は殺人罪になります。重罪であればそれだけ刑も重くなるので、人々は大きなリスクを払ってまで罪を犯そうとは思いません。それに対して掟はよりローカルで宗教的なものです。作中ではある人物が「人を殺すことはできるが、人を殺すことは許されていない」と言っており、これが掟にあたります。より現実世界での身近な例としては人には優しくしようとか、人の嫌がることはやめよう、などです。それを破ったとしても罪に問われることは無く、その裁量は各個人にゆだねられています。これらが前者と後者の違いであると思います。

「人を殺すことのできる人」を国民に迎え入れる”政策”?

キノが店の主人に「強盗対策ですか?」と立掛けられたショットガンのことを聞くシーンがありますが、それに対して主人は「これは、人を殺すためさ」とキノに答えます。またキノはある人物から、「あなたはこの国に向いているから」と移住を薦められるのですが、なぜそう思うのかとキノが聞くと「人を殺すことができる人だから」とキノに答えます。

この「人を殺すことができる人」が指すのは、単純なそのままの意味というよりも、「人を殺すということがどういうことなのかをよく理解している人」を指しているようにみえますね。人を殺すことによってどんなことが起こるのか。いざとなった時、人を殺すことができるのか。単純な私怨などでなく、国や周りの人達に対する影響を考えて、より大きな視点から人を殺すことについてどう考えているのか。多分その人物は、キノがそれを十分に心得た人物であると感じ取ったのでしょう。

そう考えると「人を殺すことができる」という法律は、この国に正式に迎え入れる上でそれに足りる人物であるかどうかをふるい分けるためのフィルター、試験を目的として考案されたのかもしれませんね。法律で許可さえされていれば躊躇無く人殺しをしてしまうような人間なのかどうかを見るために。信用たる人物なのかどうかを見極めるために。

物語の冒頭でキノと同じ国に行こうとしていた血気盛んな若者がいましたが、彼は人を殺したくてウズウズしているような危ない感じのやつでした。そんな彼が街中でキノに出逢い、ついに銃を構えると、突如国民全員が武器を手にとって彼を取り囲み、「人を殺すことは許されていないんだよ」と彼に言い残して止めを刺してしまいます。

・人を殺すことがどういうことかを良く理解している事

・フィルターにかかった人を「殺すことができる」事

この条件を満たす人があの国に住むことができる人、あの国が欲しがっている人。ということなのでしょう

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