孤独は社会的ステータスのことなんかじゃない





孤独とは何なのか?一人でいること?だれともつるまないこと?常に単独行動すること?孤独な人ってなんか寂しそう、頭堅そう、とっつきにくそうだなぁ。と考える方もいるかもしれません。しかし孤独の本質とは他人から見たその対象人物の評価や社会的ステータスのことではなく、本人の心の在り方です。

孤独と依存

“孤独”の逆は私は”依存”だと捉えています。英語でいうならindependenceとdependence。孤独であるということは他人の視線や評価の意識が自分の頭の中にない状態で、全ての物事の決定や価値観の判断を自分自身で行っている状態です。具体的な例を出すとするなら、自分の行った仕事が社会的に成功しようと失敗しようと、その結果が自分自身の価値の判断基準にはならず、あくまで単なる結果として捉えていてそれに対して淡々と対策を打ち出していけるような心理状態をもっているということです。

孤独であっても友人はいる

孤独な人=友人がいないと考えるのは少し短絡的で、孤独であっても友人がいる人はいます。いますが、依存はしないということです。友人に限らず、親、兄弟、恋人、子供など人間関係全てにおいてそれは変わらず、他者との心の距離感を広くとっています。タモリさん的にいえば、「俺は他人にあんまり期待していないんだよね」みたいな感じです。誰かと一緒にいるのは楽しい、心地いいと感じてはいても、彼らがいなければ生きている意味がないなどということは考えていない。仮に突然彼らが自分の目の前からいなくなってしまったとして、それで精神を病んだりすることはない。寂しいと感じたりすることはあるでしょうが、「しょうがない」程度で済ませてしまうことができる。孤独でない人から見れば冷たい人のように見えるかもしれませんが、彼らにとっては普通のことで、むしろそんなに人の事を気にして疲れないか?と感じているかもしれません。

“普通”から外れることへの恐れ

孤独であれば、常識から外れた行動すること自体に恐れを感じることはありません。孤独でない人は「そんなの普通のことでしょう」、「常識でしょう」ということをよく言います。それは他人は自分と同じことを考えている、あるいはべきであるという思想が根底にあり、自分自身についても、自分が想像する”常識”から外れた行動をすることに嫌悪感をもっています。それは孤独になることへの恐れであるといえます。自身の想像する”常識”によって無意識的に自分の自由思想を縛っているのです。孤独への恐れは自由への恐れともいえます。

孤独への憧れ

孤独を社会的ステータスとしてとらえ、自分の価値観をそこに感じているのだとしたら、それは孤独ではありません。「孤独」という言葉をブランドのように用い、自身の社会的評価を上げようとしている時点で、自分自身の価値観の決定を他者からの評価に依存しているということになります。これは本来孤独でない人が孤独になることにあこがれをもち、自分は孤独であると思い込んでいる、或いは他の目的があって孤独になろうとしている段階で陥りやすい現象で、こういった勘違いを起こしやすいのです。逆に孤独は寂しいものであると感じることも同様で、それは他者への依存から離れることへの拒否反応としてそれが表れているのです。

孤独になる必要がある人とそうでない人

HSPと呼ばれる人達。彼らは非常に感受性が高く、あらゆる細かいことに気づきやすい資質をもっているといわれています。こういう特徴をもつ人は孤独になった方が幸せになれるのではと私は思っています。というのも周りの人間の考えていることや感情を事細かく想像することができるので、他者への依存性が高いと不幸な結果に陥りやすいのです。最悪精神病になってしまうかもしれない。実際、HSPの人達は社会で生きづらさを訴えている人が多く、精神病患者の割合も多いようです。こういう人は他者との関係の構築を見直していくことで楽に生きられるようになる可能性があります。

孤独はどこまでも自分自身だけで完結する事象です。他人の評価は何も関係ありません。

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元うつ病患者 (闘病歴10年)

約10年間のうつ病の体験と、独学で立ち直ったことや、実施した治療法について書いています。一人でも誰かの役に立つ情報になりますように… その他にも遊んだゲームの情報、世の中のおかしいと思うことなどについて考えたことを色々まとめています。

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