自転車から転倒した偏屈おじさんを助けようとした話






2020年04月25日~:
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先日、私は自転車で帰宅途中交差点で信号待ちをしてたんですけど、そうしたら後ろからガシャーン!と大きな物音がしたんですよね。びっくりして振り返ると、私とは別方向の横断歩道を自転車で渡ろうとしていた初老くらいのジャージきたおじさんが、自転車から転倒していたんです。
(あれま…)と思いつつ、まぁすぐ起き上がるだろうし大丈夫だろうと、私はさっきまで待っていた信号の方に顔を向き直したんですが、そのおじさんの方向にハンドルをきろうとしている車がなかなか進まないんですよ。確か30秒~1分くらいは経過していたはず。もう一度おじさんの方にふりかえってみると、さっきと全く同じ体制でおじさんはすっころんだまま。

全然起き上がれないおじさん

普通自転車から転倒して起き上がることなんて数秒あればできることじゃないですか?でもおじさんがあんな調子だったんで、これはただ事ではなさそうな気がして自転車から降りておじさんを助けに行きました。「大丈夫ですか?」と聞きながらおじさんを起こそうとすると、「おい…大丈夫だからやめろ」ってイライラした感じで突き返されたんですよね。”あんたのせいで周りが迷惑してるんだけどなぁ、車も通れないし…”なんて思いつつ、「そうですか」と、しぶしぶ後ろにひっこんだですか、それから私以外の通りがかりの人も続々と集まってきておじさんを助けようとするんですよね。で、その度にすごくふてぶてしい態度をとりながら周りの人を遠ざけ、まるで人の助けを借りるのが嫌みたいでした。結局のところ、おじさんは周りの助けを断固拒否し続け、交通に多大な迷惑をかけつつ、10分くらいかかって体を起こしその場を去ったんですけど、その時私はなんだか捉えようのない不安感というか、胸の内にモヤモヤを感じていたんです。別に恩を仇で返された的な、おじさんの態度に対する怒りであるとかそういうことではなくておじさんのヨレたジャージ姿だとか、態度から感じ取れる性格だったりとか、多分、おじさんが今まで積み重ねてきた人生の結果がアレなんだとしたら、自分はこうはなりたくないなぁと思うと同時になんだか他人事でない気がしてきてちょっと怖くなったんです。最後に自転車に乗って去っていくおじさんの背中はなんとも哀愁ただようものでした。

プライドが高いって怖い

思うに、あのおじさんは頑固なプライドの高い人だったのだろうと思います。プライドが高い人は大抵、人間関係の構築において自分が相手より上か下かをで関係作ることがほとんどなんですけど、あのおじさんもそんな感じで、自分よりも下であると思っている他人に助けられる自分が許せない、恥ずかしくてあんな態度をとったんじゃないかなぁと思うんですよね。私なんておじさんに比べれば全然若いですし、若いというだけでカンに障ったのかもしれません。

自尊心を高く持つことによって自信をもつことはるんでしょうけど(他人を見下したり、叩いたり)、その反面で他人からの助けや好意を素直に受け入れることができなくなってしまう。他人に心を開かなくなると他人からも距離を取られるようになり、結果としてどんどん孤独になっていくんですよ。あ、別に孤独が悪い事なんて言うつもりはありません。むしろ個人的には推奨しているくらい。しかしこんな形の孤独は不幸以外の何者でもない。プライドの高い人は心理的に、他人という存在がいることでその自尊心を成り立たせています。なぜならそれは他人と自分を比べることでしか、自分の価値観を確認できないから。心理的に相手の存在を求めているにも関わらず自らの手で他人を遠ざけ、結果として誰にも相手にされなくなってしまうという、やってることも求めていることも、実際に起こることもまるでつじつまが合わない矛盾だらけの存在なんです。2chみたいな匿名掲示板で他人を叩くのも似たような人が多いんだろうなぁ。自己中にもなりますし。なんだかこうしてみるとプライドって持っててもそんなにいいものじゃない気もしてきます。

勝手な思い込みですけど、あのおじさんは多分独身なんじゃないかなぁと思うのです。身なりもアレでしたし。アレで結婚できてたらなかなか奇跡ですよ。あんな人と一緒に暮らしたいと思う人はいるんだろうかと。今時、結婚は人生の墓場だのATM化だの色々言われてますけど、大抵の人はやっぱり単純に相手のことが好きだから、一緒にいたいから結婚するんじゃないですかね。人生の2分の1以上は相手の人と同じ空間を過ごすわけですし、いくらお金があろうとなかろうと相手が嫌な人だったら幸せじゃないだろうと思いますしね。ひょっとすると結婚できる人が少なくなったのはよく言われてる価値観の多様化だとか、一人で生きいける世の中になったこと以外にも、歪んだ性格をもった人が増えてしまったことも原因の一つなのかもしれません。まぁ私みたいな生涯独身を貫こうと思っているやつがいってもアレなんですけどね…

あういう風にはなりたくない!

独身として生きていくにあたって、あういう風になってしまうことは避けないといけないと強く思ったわけです。若いときはそれほど問題にはならないでしょうけど、年を取ってそれこそあのおじさんと同じくらいの年齢になってあんな性格だった場合を想像するとゾッとします。実際のところ本当におじさんがそういう人だったのかという保証はないんですけど、私自身は過去にそういうところがあって、それで精神やんだりしていたので他人ごとじゃないと感じたのだと思います。



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元うつ病患者 (闘病歴10年)

約10年間のうつ病の体験と、独学で立ち直ったことや、実施した治療法について書いています。一人でも誰かの役に立つ情報になりますように… その他にも遊んだゲームの情報、世の中のおかしいと思うことなどについて考えたことを色々まとめています。

 

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