模写とかクロッキーをやってわかったこと





絵を毎日描いているのですが、ここ最近はずっと模写をやっています。そんな中で色々と気づくことがありました。

描くごとに1枚の絵にかける時間は増加していく

大抵の物事には馴れが存在して、それは絵を描くことも当てはまります。人間馴れてくると、少ない時間で同じことができたり効率よくできるようになっていくものです。しかし、絵の場合は描けることが増えれば増えるほど、描けていないところもたくさん見えてきます。それにより、完成までにかかる時間はどんどん伸びていきます。多分どこかである程度打ち止めになるとは思うんですが、私の場合最初に描き始めたころはアナログの紙と鉛筆で1枚6時間程度、今ではデジタルが主ですが、一人の人間が写っている絵を描くだけでも少なくとも30時間以上かかります。多分描きたいモノにもよるんでしょうが、書き込む情報量が多ければそれにかかる時間も多くかかり、リアルな絵なんかはそれこそ途方もなく時間がかかります。デジタル絵は割と早く描けるもののはずなので、アナログならもっとかかると思います。あとお金も。画材って結構高いんですよ。デジタルは筆の太さを自由自在に変えられるし、出力する濃さも簡単に変更できるし、色作りもする必要はなくカラーパレットを調整するなりして選ぶだけ、画材もワンクリックで簡単に切り替えられます。しかしアナログはそうもいかないでしょう。昔のアナログしかなかった時代の画家は理想の色を作るのにも思考錯誤し、手間暇かけていたと聞きます。ニワトリの卵とかも使ったとかなんとか。

描くペースは早くなり、より正確に細かく描けるようになる

模写やデッサンを1枚1枚丁寧に描いていくと、観察力が上がって対象の形をより正確に素早くらえることができるようになったり、ちょっとした歪みでもすぐ違和感を感じて直せるようになります。例えば最初に形をとるアタリをつけるという工程がありますが、少しのズレでもすぐに違和感をもつことができ、容易に修正できるようになります。陰影の表現についても微妙な面の角度の違いによる明暗の変化に気づくことができるようになり、質感や立体感をよりリアルに出すことができるようになってきます。

絵の描き方を身に着けられる

模写やデッサンの場合、ある意味完成形がすでに目の前に用意されているので、最初の白紙の段階から、完成までの工程をそのまま学ぶことにも役立ちます。どう描いたら対象を自分の描きたいレベルまで描けるのか、どうすれば納得のいく絵が描けるのか、効率的な絵の描き方など、自分の描き方を開発、学んでいくことができます。世の中にはいろいろな絵を描くためのHow to が存在しますが、結局のところは自分で学ぶしかないというのが個人的な感覚です。もちろん他の人の描き方をみて、そういう描き方もあるんだと取り入れてみるということはあるのですが、それが実際に自分にとって効果的であるかどうかについては、自分で試してみない事にはわかりません。

描きたいものが増えていく

描けるモノが増えていくと、自然と描きたいものも増えていきます。最初は顔だけしか描いていなかったものが、いつの間にか体を描くようになり、服を描くようになり、背景を描くようになり…と、少しづつですが描きたいモノも増えていきます。そうすると”描けるもの”も増えていくことになり、色んな絵を描けるようになっていきます。

絵を描くことについて難しく考えなくなる

馴れの問題もあるとは思いますが、絵を描くことって別に大したことじゃないんだなと感じるようになります。憧れの絵を描く人を先に観てそれをきっかけに絵を描き始めた人にとっては、絵を描けることはものすごいことのようにかんがえてしまいがちですが、絵はペンと紙さえあれば誰でも今すぐ始めることができるくらい手軽なものです。芸術だとか才能だとか、妙な選民思想などは初めから必要なく、誰でもできる創作なのですから、もっと肩の力を抜いて取り組めばいいのです。

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元うつ病患者 (闘病歴10年)

約10年間のうつ病の体験と、独学で立ち直ったことや、実施した治療法について書いています。一人でも誰かの役に立つ情報になりますように… その他にも遊んだゲームの情報、世の中のおかしいと思うことなどについて考えたことを色々まとめています。

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