[再編集20190531]一人の独身者が語る、独身者が結婚したがらない理由





世間ではどうも、一人好きの人間というのは奇妙にうつるようです。

ネットで「結婚しない人」という言葉で検索してみると「なぜ恋人がいないのだろう?」「なぜ結婚したがらないんだろう?」という、既婚者や恋人のある人から見た独身者に対する疑問とその回答が綴られている記事が多く見つかりましたが、独身者自身の目線から語られているものというのはあまりないようでした。

というわけでこの記事はそんな独身を楽しむ男の目線でそれを考えていきたいと思います。



要因1:自分の両親が不仲で結婚生活に楽しいイメージがない

自身の両親の関係を見て、結婚生活に楽しみを全く見出せない環境で育った人が結婚したがらなくなるというのは自然な流れだと思います。

人間は自分が見てきたものしかしらないわけですから、その最も身近な両親の生活が結婚生活というものイメージに大きな影響を与えることは間違いないでしょう。

私自身両親は不仲でお互いがまともに会話している姿をほとんど見たことがありません。母はいつも父のことをさげすみ、本人のいないところで私に対してグチばかりいっていました。父は父で子育てにほとんど関心がなく、若い頃は機嫌が悪くなると子供の私に怒鳴り散らすような人でした。

こういう環境で育つと、その子供は人前で「いい子」を演じるようになります。自分が両親の不仲を仲裁しないといけない、そんな気の使い方をしてしまったりすると、自分の素直のな子供心に反して、大人のような気の回し方をしなければならなくなるからです。両親の前で、両親にとって都合のいい子供演じるようになる、つまり「いい子」を演じようとしてしまいます。

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しかし演じている以上、それは自分の本心ではないことが多く、やがて人付き合いというものは面倒なものであると感じるようになってくるんですよね。

あるデータでは結婚しない人達の理由に、「恋人やパートナーなんて鬱陶しい、邪魔なだけだから」と答えた人が約3割ほどいたというものを目にしましたが、その背景には彼らの育った家庭環境に要因があるのかもしれません。

自分の家庭環境に問題があるか、あるいはあったかどうかについてもアンケートをとってみてもいいのかもしれませんね。現代の未婚率の上昇を裏付けるデータの一つになるかも。

普通、人はそれが面白くないであろうことが容易に想像つくことについて、態々それを自らしようとは思わないでしょう。

いわば自然の摂理ですね。学校や会社の煩わしい人間関係に辟易して、休日くらいは一人で自分の時間を過ごしていたいというのもあるのかもしれない。他者に対する不信感が関係していると思います。

要因2:一人でいる時間を多く持ちたい

要因1も影響してくるかもしれませんが、人と一緒にいる時間をできるだけ排除したいという人は最近ではあまり珍しくありません。

実際一人の方が集中できることは結構あって、デスクワークだったり、絵を描くことだったり、要は一人でもできる仕事や趣味などを多くもっている人ほど、他者との接点をもつことの優先順位が下がりがちであるということです。

機会損失的な要因ですね。人の時間は限られているため、一人でできる仕事や趣味に時間を使い、他者と接点を持つ機会を捨てているということですね。



要因3:安定志向

ここで言う安定志向とは、大企業の正社員を目指す経済的な安定志向のことではなく、自分と他者やモノとの関係に対するもののことです

人間関係というものは微細ですが時動的に、常に変化し続けているものです

特に人の気持ちというのは容易に変化しえます。例えば恋人でいる間は仲の良かったのに、結婚したとたんにお互いのいやなところが見えてきてお互いの印象が変わったりします。100年の恋もなんとやら。最悪離婚なんて経験をすると、次に恋人を見つけたとしても「この人も結婚したら全然違う人になっちゃうんだろうか」と想像して結婚に踏み切れない、なんてことになるのかもしれません。

長い時間が経過すれば外見も目に見えて変わります。加えて人間は30代を超えてからどんどん老化していきますから、いつまでも容姿端麗、美しくありつづけるのは至難の業でしょう。あるいは長く一緒いるうちに飽きたり冷めてしまって夫婦関係が冷え切ってしまうなんてことにもなるかもしれません。

例えそのような現実があったとしてもポジティブに受け入れ、前向きにともに人生を歩んでいこうとお互いに思えれば、それを障害とは感じず、むしろゲームのように楽しむこともできるのでしょうが、逆にそれに拒否反応を示す人にとってはやはり耐えがたい現実なのだと思います。

そういう人は恐らく無意識のうちに、自分と「何か」との関係に「安定」を求めていると思います。人間の一生という時間の中でほとんど変化することのないものにそれを求める。

「人間」という気まぐれで変わりやすい性質をもつ生物にたいして、そこを見誤ると失敗します。時限的な要素もそうですが、他人は他人の都合で生きているので、相手に自分の都合を押し付けることはできません。しかし、「モノ」であれば、モノ自らが変わっていくことは無機物などはほとんどないため、それを達成することは容易でしょう。

創作や学びの世界などがその一例でしょうか。これらは全て自分だけで行えますし、ひとりでにその形を変えたりすることはありません。きわめて安定しています。

要因4:面倒事が増える

少し私の話になりますが、私は人と話すこと自体は好きですが、その一方で日常生活を常に共にしたいという欲求は全くありません。

他にやることがたくさんあって、それらが全て自分一人で完結するもののためです。

家庭を持つことによる社会的な責任や、相手の親族との人間関係の構築にも全く興味がありません。両親の葬式すら家族葬でサクッと済ませたいと思っている。葬式については別に私怨とかではなく、単純に形式ばった時間のかかるものが好きではないのです。

子供の頃からずっと気持ち悪いとおもっていたのですが、一人の人間が死んだために数十人に及ぶ人の時間が丸一日以上無駄になっているような気がして、それはとてつもなく非効率だと思っていました。(葬儀屋にはお金が回るけど…)

もちろん、亡くなった人を最後に一目会うためにいらっしゃる人達の気持ちはわかりますし、その人達にとっては必要なことだと思います。でもそうでない人も確実にいるんですよね。少なくとも私はそうでしたし、子供の頃誰かの葬式に無理やり出席させられて本当に苦痛でした。私の関係ないところで勝手にやる分にはまったくかまわないのですが、出たくない人まで無理やり出席する必要はないと思っています。

けじめをつけたい人が出席すればいいだけ。

結婚をすると、こういったできれば参加したくないような面倒な行事にも参加する必要が出てきます。葬式に限らず。相手の家族ともかかわるのでその機会はぐっと増える。

やはり嫌ですよ私は。自分の意志を曲げて面倒なことをするようなことはしたくありません。そもそも私は、なぜ家族などというシステムが成人後も個人に付きまとうのか不思議に思っているくらいです。

重い。ネコ科みたいに成長したら後は独りで生きていくくらいがちょうどいい。

割とこういうタイプの人は今の独身者に多そうな気がします。もちろん全部が全部同じというはいかないにしても。日本は責任だらけの生きづらい国、なんてイメージもありますし、自由な人生を生きたい人は尚更じゃないでしょうか。



まとめると

「独身者は一人でいる生活に満足している」

「誰かと一緒に暮らす人生は面倒事が多くて避けたいものと感じている」

から結婚しないのだと思います。結局のところは巷でよく言われていることと同じになってしまったかな?

独身者は世間的にいいイメージをもたれず、まるでどこか劣等であるかのように見下すような人も存在しているようですが、私の考えでは独身者も既婚者も、下も上もクソもないと思っています。

独身者も既婚者も、互いにそれを選んだかわりに、他の機会を捨てているというだけです。一方は愛する人とともに暮らす時間を、一方は自分の趣味ややりたいことに費やす時間を。ただ人生の形が違うというだけの話で、相手のそれを否定したところで、相手の考えは変わらないし、むしろ卑屈になって不幸な人間が増えてしまうだけです。

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