なぜレオナルド・ダ・ヴィンチはサライを側に置いたのかを考える





現代でも”悪ガキ”として良く知られているサライをレオナルドが気に入っていたのは、彼に人間としての純粋さを見出していたからかもしれない。

大抵の人は成長すると大人らしく振る舞おうとする。大人として周りに見られるように、時には自分に嘘をついてでもそれを行う。

形式的に生きようとし、自分で考えて1日を生きるというよりも、習慣にしたがって生きるようになる。

型に縛られない思考形態をもっていたレオナルドにとってこれはひどく退屈に見えたのではないだろうか。



サライの”純粋さ”に惹かれたのか?

レオナルドは偏屈で頑固ものだったと知られているが、おそらく根は純粋な人だったのではないのかと思う。自分に正直にぶつかってくる人が好きだったのではないだろうか。

何せ彼はあらゆる物事の本質を探求することに魅せられていたような人だった。

彼にとって人の純粋さ、正直さとはその人そのものが表れているものであり、物事の本質の探求心をくすぐられるものとしては充分なものだったのだろう。

素行が悪かろうがどうだろうが、無邪気に正直に生きているサライを、彼は愛おしく思ったのではないだろうか。

彼は善悪の区別や正しいとされていること、間違いだとされていること、既存の宗教観に執着しているような人間だったとは彼の生きざまからしても考えにくい。

サライの悪行と言われていることすらも、彼にとっては悪行であるどころか、自分を楽しませてくれる純粋さが現れた愛しいものであったのだろうか。

彼がずっと未婚だったらしいことも、そういった彼の純粋さに惹かれる素養が、彼を孤独でいさせたのかもしれない。

彼にとっては周りの大人達はどこか嘘くさく、つまらない対象のように映ったのではないだろうか。

独り言:仮に彼と話しをすることができたら、きっと楽しいだろうなぁ。一体どんなやつだったんだろうか。

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