
いつかの日に絵を上手く描こうと思って絵を描いてはいけない。をいう記事を書きました。
それ自体は事実だと今も思っているのですが、絵というのは描けば描くほど、上手くなっていく、自分の理想へと近づいていくもののようです。
そこで最近感じたこととして、自分の絵が少しずつ上達していくその過程の中で、最も効果的であったと感じた「人の顔」を描くことについて今回は描いていきます。
違和感に気づきやすい
模写やデッサンは「見たままを描くこと」が基本ですが、それはつまり自分が描いた絵が「見たまま描かれているかどうか」を確認できるということでもあります。で、実際にそう描かれているかどうかの”ズレ”を理解しやすいのが「人の顔」なのです。人の顔は本当に数ミリ程度の違いで別人に見えてしまうのです。特に目元は少しでもずれているとすぐに違和感が出ます。この違和感をつぶすことができるようになってくるころにはいろいろなことに気づいているはずです。それだけ精巧に模写ができる目が培われたのです。
陰影表現について多く学べる
人の顔は複雑です。少なくとも単純な球形、正方形などよりは。いわば、たくさんの球形と正方形が組み合わさってできているようなものです。これは特にデッサンで学ぶことができると思いますがその面が向いている角度によって反射する光の度合いと発色の度合いを理解するのに向いていると思います。なんせ色んな角度が存在しますからね。特に髪の毛はよい勉強になります。
1日置いてから確認すると違和感に気づきやすい
必死に描いて、おおそっくりじゃないか!とその日は感じても、次の日になってみると「誰こいつ?」となることが多いです。1日置いても違和感がないか確認するといいです。
実際の人の顔書くのが最も理想的
一番良いのは、誰かにモデルになってもらって書くのがいいのですが、難しいのであれば写真でも全然勉強になります。誰かが書いた絵を模写するのは…ちょっとわかりません。アニメ絵なんかはデフォルメされていますし、現実のそれとは遠いですしね…
とはいえ…
結局のところ、上手くならなければならないかというと、全然そんなことはない。記事の冒頭でも少し書きましたが、上手くなるために描こうとすると、あまりいい結果にならないことが多いのです。目的を見誤ると、最悪絵を描くのをやめてしまいます。でも絵を描き始めて約3年。この方法が最も効果があったことも事実。ここ数カ月でかなり理想に近づいたと思っています。(まだ全然遠いんですけどね…)
初めまして。
Painterの記事からを偶然見かけて、うつの記事など、拝読しました。
自分もうつの経験があり、立ち直るまでの葛藤の記録、深く共感いたしました。
また、うつである自分を分析する記事を拝見しましたが、今の自分を分析するのもとても役立ちました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
こちらこそ、お役に立ててよかったです。
精神分析は認知の歪みに気づくきっかけになりますので、おすすめです(あまり無理するとつらいので、自分のペースでやるのがポイントでした)。
もしご興味があればアドラー心理学もおすすめです。私はこれでのおかげで自分の中の多くの認知の歪みに気づくことができましたので。