新作ゆめにっきが”2次創作的作品”になってしまった理由




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2020年04月25日~:
現在メンタルヘルス系過去記事を順次全書き直し中です。
上記年月よりも古い記事は順次修正予定記事になります。


どうも@えるぱんです

新作ゆめにっき「YUMENIKKI-DREAM DIARY」が発売されて数日たちましたが全体的な評判としては「賛否両論」のようですね。私も先日、“否定側”としてレビュー記事を書きました。

で、なんとなく思うことがありました。「ゆめにっき」のようなタイプのゲームは原作者本人がその続きを作りでもしない限りは、誰が作っても2次創作の域をでないゲームになってしまうのは必然的ではないか?というものです。

“必然的”に発生する原作解釈のズレ

ゆめにっきの世界は、広大かつ奇怪で、バラエティに溢れる奇妙で不思議な”夢の世界”ですが、その世界観や登場する物体が一体どのような存在であるのかなど、それらの情報について説明されることは一切ありません。

なんせ原作はテキストすらないんです。故に原作に対する解釈の仕方は全て各プレイヤー、いえ、ゆめにっきという世界を観測したそれぞれの人にゆだねられていると思います。

人がもつ「目的」の違い

人間一人一人の考えていること、その目的というのは自分が思っている以上に違っているものです。自分と相手が同じ感覚を共有しているように見えたとしても、実際には全く別のことを考えているかもしれません。

人はある対象を観測する時、その時々の自分にとって都合のいいように解釈します。「見たい物を見たいように見る」というものです。例えば「”赤”という色から何を浮かべますか?」と質問されて、思い浮かべるのは人によっては「りんご」だったり「血」だったりします。

人がある対象を解釈するには様々な要因がありますが、何より根本的な要因は本人の”これはこうだ”と対象を解釈するときの「目的」です。
“赤”という色を、豊かに熟れた鮮やかな赤いリンゴだと解釈「したい」人、ナイフから滴る血だまりに溜まるドス黒い血だと解釈「したい」人もいるわけです。

そしてその「目的」はその人の普段の思考や考えていることなどが影響しています。つまり、人の数だけ解釈の違いがあると。その対象が”言葉”であっても同じです。私がこうして書いた記事も、それをどう解釈するかは読み手である方に委ねられているように。

上記は単純な例ですが、ゆめにっきという広大な世界がその解釈の対象であれば、それこそ多種多様にバラバラな解釈になることは避けられようがないものだと思うのです。新作ゆめにっき製作者も同じ人間である以上、そうなってしまうのは避けようがない。

3D化するという時点で相当厳しい

元が2Dのドット世界であったということは、それだけプレイヤーの想像の余地が残されているということでもあります。

このあたりは”RPG”というジャンルのゲームでもよく語られますが、例えば、スーパーファミコンのドラゴンクエストのように、主人公が「はい」「いいえ」しか答えず、デフォルメされた低解像度ドット絵しか登場しないようなゲームは不思議と、その主人公と見た目から何まで自分と全然違うのに、遊んでいるうちにいつのまにか主人公 = 自分として遊ぶことができてしまいます。

しかしそれが3Dになると、主人公の姿がよりリアルに具体化されてしまい、自分 = 主人公の成立が途端に難しくなります。さらに声までついてしまうとほとんど他人になってしまい、プレイヤーは主人公に感情移入するだけにとどまってしまう。

ゆめにっきという世界も2Dだったからこそ、人によってあれだけのいろんな解釈がなされるようなゲームだったのであり、それを3D化してしまうことでより濃く新作ゆめにっき製作者による解釈のフィルターを通して構築された世界が出来上がってしまうのだと思います。

 

原作者本人以外の解釈では、どうあがいても2次創作でしかなく、原作と同じレベルのものを求めるのはもともと無理があることだったということです。別に今回の新作ゆめにっきの製作側を擁護するつもりは全然なくて、それだけゆめにっきというゲームがたくさんの人にプレイされ、様々な解釈の余地があるゲームであったということと、人はそれだけ違うということが私が伝えたかったことでした。



自己紹介

Name : Elepan

元うつ病患者 (闘病歴10年)

約10年間のうつ病の体験と、独学で立ち直ったことや、実施した治療法について書いています。一人でも誰かの役に立つ情報になりますように… その他にも遊んだゲームの情報、世の中のおかしいと思うことなどについて考えたことを色々まとめています。

 

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