Middle-earth: Shadow of Warは、指輪物語の舞台「中つ国」を舞台としたオープンワールドアクションゲームです。前作、Middle-earth: Shadow of mordorの続編であり、3年ぶりの新作となります。
さてこのゲームレビューに入る前に一つ明確にしておきたいと思います。オープンワールドをプレイする上で最も大事なのはなんでしょうか。私は、プレイヤーの動機だと思っています。ゲームの中でプレイヤーは一体何をしたいのか。正確には、開発側はプレイヤーに何を楽しんでもらう事を期待しているのか。このゲームはたった一つのシンプルな、かつ十分な動機を与えてくれます。
それは,ウルクをボッコボコに叩きのめすことです。ウルクとはこのゲームのメイン敵キャラクター種族のことで、本ゲーム最大の魅力といってもいいでしょう。
というわけで、このレビューは「ウルク」に主観を置いたものになります。私は指輪物語も名前くらいしかしらない上、全く興味もない輩なので、そんな人間の視点からのレビューとして読んでいただければと思います。
目次
醜い豚ヅラ
ブサイクすぎる…腐ったイノシシがしゃべってるみたい。こんな醜悪な姿を晒し敵意むき出しで主人公に立ち向かってくるその様はまさに「敵」そのもの。
こんなわかりやすいサンドバックもそうそうありませんね。
ウルク社会
ウルク達にも社会があって、彼らの社会的地位は力によって決まる模様です。ほとんどのウルクは無名ですが、小隊長、軍団長という階級をもつものがいて、それらのウルクにそれぞれ性格が設定されています。また、無名のウルクが主人公を倒すとそのウルクが小隊長に昇進します。ウルク同士でも権力争いで身内同士の抗争を行っており、主人公の知らないところで下剋上なんかも行われます。
星の数ほどウルクがいる中で、限られたものだけが地位を得られる決死の椅子取り合戦、数多のライバルと競争を繰り広げながら小隊長、軍団長と少しずつその階段を駆け上がる様をみていると、なんだかどこかのアイドルの総選挙でも見ている気分になります。彼らは歌って踊れはしませんがけど唸って暴れることができるのでまぁ…かわいい?
○イドルマスターかな?
いやーきついっす
個性豊かで意外に人間らしいところも
姿は化け物そのものですが、人間らしい部分もあります。前述にも少し触れましたが小隊長以上のウルクはそれぞれ固有の性格を持ちます。例えば、屈辱を与えるのが大好きなサディスティックなウルクは、戦いの中で主人公を打ち負かすと、「もっとだ!まだ本気じゃないよな?俺はまだまだ遊び足りないぞ!」と主人公を煽って戦いをむりやり続投してきます。
反対に、臆病なウルクは不利になると「今日はここまでにしといてやる!俺の部下がこれをしったらとんでもないことになるからな!」と捨て台詞を吐いて逃げ出します。クモが苦手で、クモを見るた途端怯えて何もできなくなったり、襲撃に備えて他に仲間を雇っうようなやつもいたりと、様々な性格や特徴を持つウルク達がいます。この絶妙な人間臭さに妙に親近感を感じるのです。止めを刺すときはなんだかかわいそうな気分にもなってしまうことも。
Oh…
時に執念深い
倒したウルクの中には生き残って主人公に復讐を挑んでくるやつもいます。その中でも私が出会った「ムズ」というウルクは特にしつこくて、なんと6回もリベンジしてきました。
コイツ
撃退されるたびに傷を治して再戦を挑んできているんでしょうね。どんどん顔が鉄の包帯で覆われていってます。なんとか返り討ちにしてやりましたが…
まーたきみか
今度は「お前の炎で生まれ変わった」とかなんとかぬかしながら全身に火傷の痕だらけ、顔は包帯グルグル巻きで戻ってきました。どんだけ執念深いねんこいつ…
そんな執念深いコイツもこりたのか、この後二度と復活することはありませんでした。いやはやおそろしいやつだったで…
自分だけのウルク軍団を作ろう!
なんとこのゲームはそんなウルク達で軍隊を作れます。仲間にしたウルクはその場で一緒に戦ってくれます。小隊長や軍団長の場合は自分の軍隊として従属させることができ、他の小隊長や軍団長に宣戦布告させることもできます。お好みのウルクを服従させて、自分だけのURK48を作りましょう!
友達か
おまけ。なぜか小隊長本人じゃなくて部下が小隊長の代わりに演説を始めた。小隊長は主人公との戦いに敗れて自身を喪失してしまうことがあり、言葉も話せなくなってしまうと、このようにその部下がかわりに演説してくれるようです。いやはやすごいですねこのゲームは…
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