レナに馬乗りにのられながら何十回とお腹を刺され続けながらも時計片手に果敢に応戦し、見事(?)レナとの死闘に勝利した圭一
そんな圭一のあまりもの現実離れしたタフネスに「圭一って不死身なんか?」という純粋な疑問から、「きっとあれは圭一の妄想で、実際には自分がレナを殺した現実を上書きした虚構だよ」といった筋の通る想定まで様々な憶測がでて、いったんはおちついた。
しかしひぐらし卒2期において、いざその「種明かし」が行われてみると、何と全て起こったことは圭一の妄想ではなく事実、
全ては「圭一の防御力がめちゃくちゃ高かった」という、一周回ってネタのような結論が証明されてしまったのだ!(ハムたろ
いやいやまてまて、いや、まてて、まだそーときまっとるわきゃーないがね(某名古屋弁博士
まだ何か足りないような気がしませんか?
いやだってさ、防御力が高かった、なんて…
えぇ?どういうこと?そんなことある?包丁でお腹を何度もめった刺しにされたんだよ?
なのにそんなこと…バカな…ありえん…
いくらなんでもあんなにお腹何度もさされたらあなた、よしんば回復したにしても内臓がまずどうにかなってますよね?
縫合できないレベルで…ぐちゃぐちゃになってませんか。おえっ…
治療できない状態になっていなきゃおかしくないですか…?
ふーむ…
いやいや、だったらもうあれですよ。あの防御力を説明するかしかない。証明する以外にありません。
でないと内臓ずたずたで生きてられませんもん。それを説明しようとしたら圭一はゾンビか何かじゃなきゃいけないし。
なんとか根拠を立てて、彼の防御力の正体がなんだったんのかを考察し、証明することが一番すっきりするんじゃないでしょうか?
それを追いかけてこそ”ロア”ってもんでしょう!”ロマン”ってもんでしょう!
ということでそれについて検証してみました
目次
説1:レナの使っていた包丁が子供包丁だった説
子供包丁っていう包丁があるんです。マジで。こんな感じの…
!?
えぇ?うそ、こんなかわいかったっけ…?今の子供包丁ってこんなん…
アッ
「はぅ~かわいいよぅ~おもちかえりぃ~♪」
…
…こっ、これはレナ以外が言うと死ぬほど気持ち悪いだけですね…自分で書いててサブいぼがでてきましたよ…!
やめておましょう。
まぁその、気を取り直して、続きです。その字面通り子供でも扱うことのできる安全性の高い包丁のことです。
私の知っている子供包丁、つまり一昔前の子供包丁はもっと無骨で普通の包丁とそれほど違いは見えないものでしたので、彼らの時代でもおそらくあった、ごく普通の包丁にしか見えないものになっているものと思われます。
普通の包丁に比べると切れ味は悪く、サイズも比較的小さめで、指を切ったりすることも比較的少ないといえるでしょう
圭一の家庭は両親とも働いていて不在であることも少なくはなかったみたいですから、ひょっとしたら何れ必要になるからと圭一が自炊するとき扱える包丁を両親が用意していた、なんてこともあるかもしれない。
その子供包丁をたまたまレナが握っていた可能性はあるかもしれません。
それでいくら圭一を刺しても包丁が深くまで入っていかず、結果筋肉までしか刃が達することはなく内臓は傷つかず、比較的軽傷で済んだのではないでしょうか?
説2:レナの体力が限界に近かった説
考えてみるとレナは連日殺害から死体遺棄と隠ぺい工作、そしてL5発症状態という禁断症状まで出ている状態で、体力を相当に消耗していたはずです。
不安定な精神状態であったがために常に覚醒状態を維持することはできていたものの、やはり人間疲労はたまるもの、そんな無理を続けていれば何れ限界はくるものです。
つまりあの圭一との死闘の瞬間、レナはベストコンデションの姿ではなかったということ。
両手で圭一の腹を何度も突き刺してはいますが、その両手には大して力が入っていなかったのかもしれません。実際、時計片手で応戦した圭一に負けてしまったわけですからね…
説3:圭一が単にバカ強かった説
頭悪そうな説で申し訳ない。え、全部だって?
まぁまぁ私の頭の悪さは置いといてですね、身もふたもないように見える説ですが、防御力は抜きに圭一の身体能力が飛んでももなく強かったという説です。それで腹筋がバカ固かった、バカ分厚かったという説です。
実際彼は少なくともあの時間軸において上半身裸でいたシーンはありません。
つまり彼の腹筋がどんな状態になっているのか、どの程度の”マッシブ”だったのかを少なくともあの時間軸上では確認はできていないのです。
これの意味するところは彼の腹筋は少なくともあの時間軸においてのみなんらかの理由でひょっとしたらビスケットオリバよろしくバキバキに割れていたのかもしれません。彼の筋肉は拳銃すらはじきますから、レナの包丁くらいなんてことはないでしょう。
時計片手にレナに勝てたのもの説明がつきます。彼はその細い二の腕からは想像もつかないような、服の下にかくれていた究極にまで鍛え上げられた大胸筋をフル活用し、思い切りレナのこめかみめがけて時計を何度もぶち込んだのです。
説4:ひぐらしは実はRPGの世界だった
よくよく考えてみれば世界設定から考えておよそ現実のものではないひぐらしワールド。
繰り返す者の梨花ちゃんをはじめ、今回で初めて登場したエウアというオヤシロ様の親戚みたいな存在も出てきてますから、最近流行りの「異世界もの」ではないか、と考えることもできなくはない。
となれば、その異世界の舞台であるひぐらしが異世界RPGであった、と仮定することもやぶさかではない。むしろこの方がいろいろつじつまが通るんですよね!
梨花ちゃんは開始条件が常に最悪の主人公、「ベリーハードモード」でひぐらしの世界に転生、クリアするまで終われませんスペシャル!というくそったれなクソゲーを繰り返し続けるRTA走者として、そしてそれを迎え撃つ沙都子はエウアの力というチートまがいの能力、言ってしまえばTASを駆使して梨花ちゃんのゲームクリアを阻むという、どちらがこのひぐらしというゲームの世界で先に目的を達成できるかを競い合うロープレなのだ、というメタ的のお話だったというわけです。
となれば、圭一やレナはその道中での会話によるそのやり取などによる乱数調整の結果によっては仲間に、または敵にもなりうるコンパニオンNPCであるととらえることができます。
なんだかトルネコの不思議なダンジョンの異世界の迷宮チャレンジみたいですね。ポポロで潜った時の。あれやった人はわかると思うんですが、まぁひどいクソゲー(神げー)で…
まぁ梨花ちゃんにとってはひたすらにクソゲーでしかないわけですが…
でも実際ひぐらしを舞台にしたRPGゲームがあったら、かなり面白いものが作れそうな気がします。
いろんな分岐がありますし、何度も繰り返し遊べる、オ〇リビオンも目じゃないぜ!な濃密で何度も遊べるゲームが誕生するかもしれませんね!
そのたびに梨花ちゃんは死ぬことになるのでしょうが…そりゃ圭一にやつあたりもしたくなっちゃうでしょうね。私も何度も丁寧に育てた仲間モンスターを地雷やらキラースターの自爆で吹き飛ばされましたからね。そのたびに何度コントローラーを投げたかわからない。あ、トルネコの話しです。わからないかたごめんね。
さてさて!ここからが重要なのです。RPGであるということは、各キャラには必ずあるものが存在するということなですよ!
それは…
ス テ ー タ ス
これなのです。筋力、俊敏性、知力、強靭性、スタミナ…
各種パラメータが存在しているということになります。そしてそれが世界を転生するごとに乱数調整によってランダムで変わることがあるとするなら…?
梨花ちゃんもよく「賽の目」がどうのとよくいっていましたよね。
そうです。あの時の圭一のステータスは強靭性と筋力がバカ高かった脳筋圭一だった、ということであればすべてのつじつまが通るというわけです。
え、それって説3と同じじゃん?ですって?
やだなぁ。全然違いますよ。
全然違います(2回目
お気づきですか?RPGの世界ではキャラクターがどんなにムキムキな見た目をしていようが、がりがりな見た目していようがすべてステータスで決まるのですよ。
どんなにムキムキでも筋力1では重装備できません。でもどんなにがりがりでも筋力10なら重装備できてしまうのですよ。
ホストみたいな見た目の主人公がムキムキなガタイのいいおっさんよりも重そうなでっかい大剣を片手で振り回せるのと同じ理屈なのです。(ドヤ
だから圭一も見た目がどんなんだろうが関係がないのです。すべてはステータス値で決まるんですからね。
そしてそのステータスが乱数パラメータによって個体差のある圭一が存在するのだとしたら、まさしく今回の圭一はそのケースだったのですよ。
2%ー(死
いわばあの時の圭一は「当たり個体」だった。
例えるなら、ヴ〇ーナスアンドブレイブスで強い新人発掘のため何度もリセマラしないと現れないようなSR圭一だったのです。
いやはやもったいない。もしそんな圭一を味方につけていれば、ひょっとしたら梨花ちゃんはあの時にこのクソゲーを抜けられたかもしれません。
説4-1 梨花ちゃんの「クラス」は巫女である
ひぐらしはRPGだった、という説に追加のロア的な説として、梨花ちゃんがレナを抱きしめ家に招き入れた圭一に向かって「圭一なら勝てますです」と健闘を祈るシーンがあるんですが、実際圭一はその言葉通りレナに勝利したんですよね。
まぁ梨花ちゃん的にはそれを物理的な形で期待していたわけじゃないんでしょうけども…
で、実はこれが圭一が勝つことができた要因かもしれないのです。
実はこの梨花ちゃんの祈りこそ、巫女というクラスのスキル「祈祷」であり、これがドラクエでいうところの「スカラ」で、それによって圭一の防御力が上昇した可能性があるというわけです。
実際に彼女はオヤシロ様の巫女様ですし、その舞のシーンもあります
それによって圭一は一時的に高いタフネスを取得することができ、結果持久戦でレナにかつことができてしまったわけです。
───
とまぁこんな感じの考察でしたがいかがでしたでしょうか?なかなか説得力があったでしょ?私的には説4を支持したいのですが、どうでしょうか?
え、なかった?
…
え?
PS:そういえば梨花ちゃんって死ぬ直前の数時間の記憶がないんですよね。
圭一の鉄壁ぶりとは何の関係もない話なんですが、
つまりそれって彼女にとって死という経験やそれに伴う経験というのは毎回がほとんど初めてであるということになるような気がするんですよね。
もしそうだとすると彼女はとてつもない根性の持ち主ですよね。だって死んだことは実質一度もないわけですよ。梨花ちゃん視点からすれば。客観的な視点からみればそりゃもうひどい殺され方を多彩なパターンで彩ってくれる梨花ちゃんですが、オーディエンスの経験値に対して当人からすると死んだ経験は0だと思うんです。
私だったらいくら自分がどうせ生き返るからって「あーもうこんなクソゲーもう降りたるわちくしょうめ!」と、管を巻きつつもいざ自分ののど元に包丁突き立てようとしたらさすがにできんですよ。
だって死ぬって感覚がどういうものかわからんのですよ?めちゃくちゃ痛そうだし苦しそうじゃないですか。
それでも実行してしまうその意気込みたるや想像を絶するものでしょう
死への恐怖を超越していれば自らの死への決断も痛みも苦しみもなんとやら…ということなんでしょうかね…。
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