Knights Of Cydoniaはイギリスのバンド「Muse」の最も人気のある曲で、話に聞く限りではいつもライブの最後はこの曲で必ず絞めるほど、ファンからも絶大な支持を得ている曲のようです。
私はこの曲が大好きなのですが、なんといってもこの曲は、自分の人生を生きるために自分を変える上でこれほどの「応援歌」として最高に素晴らしい曲だと感じたからです。聞くたびに何度も自分を鼓舞することができるような素晴らしい曲なんですよね。
目次
勇気を感じさせる歌詞
Come ride with me through the veins of history
僕と一緒にきなよ。“歴史の血脈”をたどろう
I’ll show you a God falls asleep on the job
見せてあげるよ、“仕事を放りだして眠ってしまった神様”を
And how can we win, When fools can be kings
“愚か者が王になる時代、一体どうやったら勝てると思う?”
Don’t waste your time or time will waste you
“だから時間を無駄にしちゃいけない。自分が無為になるだけだから”
No one’s going to take me alive
誰も自分をとらえることはできない
Time has come to make things right
今こそ“世界を正す時”だ
You and I must fight for our rights
“僕たちの権利”を手にするために戦おう
You and I must fight to survive
“生き抜くために戦うんだ”
こんな感じですね。曲調もこれから盛大な冒険が始まるかのような、ちょっとインディジョーンズ的なイメージすらわいてくるワクワクする感じが素晴らしいです。
そしてそれに乗せて歌われているこの曲の歌詞が勇気で満ち溢れていて、くじけそうになってもこれを聴いて何度も勇気をもらいましたね。
私は上の歌詞の赤字と「”」で囲っている部分をそれぞれこうとらえて聞いていました
“歴史の血脈”
歴史というのは何も世界という大きなものでなくても、今までの自分の人生も歴史だといえます。自分がこれまでに生きてきた積み重ねですね。
“仕事を放りだして眠ってしまった神様”
そんな積み重ねの中で、他人の人生を生きてしまって、自分の人生を放棄してしまった自分がいたのです。それ以来ずっと自分で生きることをさぼり、「周りが何とかしてくれるだろう」「周りと同じことをしていれば大丈夫だろう」と、他人に全部放り出してかまけてしまった自分がいた。自分のことを自分で決めることをさぼり、眠りこけてしまっていたのです
“愚か者が王になる時代、一体どうやったら勝てると思う?”
頭ではわかっているのに、他人の人生を生きてしまうことをやめることができない。他人を気にし、他人と同じになろうとすることをやめられない。他人に支配されようとする傀儡の君主。そんな愚か者という自分が自身を支配している時代。
そんな自分にどうやったら勝てるのか。どうやったら自分を変えられるんだろうか?そんな思考錯誤の葛藤の中でもがきながらも、希望の光を絶やさずに前を向いて、日々挑み続けるのでした。
“だから時間を無駄にしちゃいけない。自分が無為になるだけだから”
だからこれ以上自分を無駄にするな。他人の人生のために自分の人生を無駄にするな。自分のために自分の人生を生きていけ。
“世界を正す時”
他人の人生を生きることがいいことだと思い込んでいる自分の世界を、自分で自分の人生を生きる世界に正す時がきた。
“僕たちの権利”を手にするために戦おう
「僕たち」というのはそんな愚か者の自分と変わりたいと思う自分です。
自分の人生を自分で生きたいと思える権利を取り戻せ。他人の人生を生きることを是としている自分の思い込みから取り戻すために戦い続けよう、と対話を繰り返す
“生き抜くために戦うんだ”
そしてこれからは自分で生きて自分の人生の中で起こる様々なことに挑戦して乗り越えて生きていく。新しい人生を生きることができるように、自分の弱さを乗り越えるために戦うんだ。と。
───
と、このような感じで、自分を変える取り組みとこの曲の歌詞が妙にマッチしていたので、自分を変えるときの自分に対してこれほどの応援歌はこの世に存在しないんじゃないか、と思ったわけですね。
Museはほかにもいろんな心を揺さぶるような曲が個人的には多いなぁと感じる印象です。
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