少し前にCyberpunk 2077のツイッターアカウントでLGBTに抵触する発言があったとかで炎上してました。
Sorry to all those offended by one of the responses sent out from our account earlier. Harming anyone was never our intention.
— Cyberpunk 2077 (@CyberpunkGame) 2018年8月21日
どういった類の物かというと、ユーザーとのコミュニケーションの中で彼らが放ったジョークがLGBTを侮辱しているとして捉えられてしまったようで、それで炎上してしまったようです。以下がそのキャプチャのようです。
Here pic.twitter.com/NYOQKDrhUf
— Rakanstein #SonsOfDutch (@CyberRakan) 2018年8月21日
Did you just assume thier gender?と書かれていますね。これが炎上の元になったジョークのようです。
これについて調べてみると、こんな記事が
Did You Just Assume My Gender?
https://knowyourmeme.com/memes/did-you-just-assume-my-gender/photos/sort/oldest
この言葉の意味はヒステリックなフェミニストやSocial Justice Warriors(ネット上で社会正義のために差別や偏見と闘う人達(蔑称))を皮肉る決まり文句みたいなジョークだったみたいですが、
これにひっかけたジョークのようにも見えますね。これに抵触したように彼らの目に見えたことがきっかけに炎上してしまったのかもしれません。
私自身はLGBTについては今まで”どうでもいい”意識だったんですが、これも何かの縁だとおもって色々と調べてみると、ちょっとどうなのかなと思うところがあったので書いてみます。
目次
LGBTの社会運動
今回の騒ぎの発端はとなっているのは、LGBTが行っている社会運動から来ていると思います。昨今ではLGBTの人達を中心に行われてSNSでも盛んな運動のようです。レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの社会的受容を目的としたもののようですね。
つまりこの運動は彼らに対する一方的なステレオタイプを取り除き、ゲイやレズというタイプで人を見るのではなく、一人の人間として社会に受け入れてもらうことが本懐であるみたいですね。
これってとても素晴らしいことじゃないですか。今まで偏見で不当な扱いを受けていた人たちが受け入れられ、結果としてそれが社会にとって有益であればこれほど効果的な運動もなかなかないと思いますね。
別にゲイだからって男全員が好きってわけじゃない、ちゃんとマナーも知ってるし、わきまえもしってるんだよ、と周りに教えていくことはとても大事なことだと思います。
LGBTの人たちは世界中にいるので、世界規模でさまざまな”誤解”を持たれてきたでしょうから、こうやって大規模な運動を繰り返し行って、一歩一歩着実に人々の意識に呼びかけていかないと、そういう世界は中々やってきませんしね。
でもどうも最近のこの運動の中には、一部だとは思うのですが、節操がなくなってきてないかと思う人たちもいるように見えるのですよ。
承認欲求に突き動かされているだけなのでは
この運動は悪魔で今までのLGBTに対する”偏見をなくすこと”が目的だと思います。
だからといって、彼ら個人の承認欲求を満たすためのものではないと思うのですよね。
LGBTの私を認めてよ!受け入れてよという主張の中に、自分のことを好きになってよ、嫌いにならないでよ、という意思が込められているかのような人も見受けられます。
この運動の最終目標の形は、世の多くの人々にLGBTの人たちをそこら辺にいる普通の人たちとして認識してもらうことであって、自分の性癖や趣向を嫌いにならないで、など押し付けるのとはちょと違うと思うのです。
そもそもの話、大多数の人達にとっては同性との性的関係は生理的に受け付けないという人の方が多いんじゃないかと思います。
だからLGBTという概念が一般的になったとしても、人には好き嫌いがあるわけで、偏見を取っ払った上で関係をもっても相手がされていやなことをすれば相手は当然嫌がりますし、それを無理やり受け入れろって話は通らないと思います。
要は受け入れられた先にある偏見のない人間関係においてはLGBTかどうかという話はすでに関係がないのですよ。ただの好き嫌いの話でしかなくなる
それを振りかざして人の趣向性を否定したり無理やり従わせようとするのは、自分達が今までされてきた”不当な扱い”を、そっくりそのまま他の誰かに仕返ししているようなものです。
かつて自分を不当にあつかった当事者に対して振りかざすならまだ通るかもしれませんが、関係のない人たちにそれを向けてしまうと、また同じことの繰り返しになってしまうかもしれません。
私だったらこう感じる
今度は私自身を具体例にして説明してみます。私自身は今更言うまでもないようなごく一般的な性癖の男性です。
さて、例えば私が、誰かにBL雑誌を好きになれ、あるいは気持ち悪いとか思わないで欲しいと言われたとします。でもそういわれたところで、私は断りますよ。
BL雑誌の存在を否定するつもりはないし、あっても全く構わないとおもっています。でもそれを好きになるか、嫌いになるかどうかは私の自由、一人の人間としての自由です。
別にLGBTだったらみんな嫌い、きもちわるいとかそういう話ではないのですよ。そういう感じをこちらに押しつけてきた場合に嫌ってだけで、単なる友人とか仕事仲間とかだったら問題ないわけです。そういうのって別に性別とか個人の趣味とか趣向性は関係なくて、単に気が合うかどうかだというだけの問題ですからね。
もっと冷静になったほうがいい、という人はいるんじゃないか
多分こういった一部の”過剰”な人たちは全体のほんの一部のなのだと思います。多くの彼ら、彼女らは運動の目的を正しく理解している方々だと思いますし、他の人々を助けたいという、とても崇高な目的のもとにある行動をしているのだと思います。
なんせ世界規模なわけですから、数が多く見えるのはそれだけ母数が多いだけだと思うんですよね。
だからそうした”間違った行動”をしてしまっている人はそんな自分達の行動がかえって仲間の足を引っ張ってしまってはいないか一度考えてみた方がいいと思うのですよ。
運動を通じてでいくら投げかけても意識を改めてくれない人は現実的にいるでしょうし、だったらそういう人は無視した方がもっと多くの人の偏見をなくすことに時間を使うことができると思います。
LGBTを押しつけだとか、病気だという人達もまだまだいるみたいですから、変に熱くなってここを見誤ると、最終的に以前とはまた別の偏見が生まれてしまいかねません。
己のかわいさ惜しさに身勝手な目的のために行動してしまうと、周りに迷惑ですし、どんどん人が離れていってしまいますから、一度立ち止まって冷静になって考えて見るのもこの問題の解決のための勇気ある行動だと思うのです。
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