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「あなたは変わっている」はその人の主観的な個人的感想
悪魔でその人にとってはそう見える、というだけのことでしかないんだ。別にこの世の全員にとっておかしい人、なんてわけでもなんでもない。
だってその人は世界中の人を見てきた人でもないわけだし、世界中の人からあなたのことを変だと思うか、なんてことを聞いたわけでもないのだから。高々数人程度のことでしかないだろう。
だからそういわれても、それを本気にする必要はないというか、そんな風に思っているなら、大げさに捉える必要はないということ。
「この人”には”私は“この人の言うところの変わった人”に私は見えているんだな」程度のことなんだ。
だからもし、お前は絶対にどこかおかしなやつだ、お前みたいなやつこの世のどこにもいない。お前は間違っている。だから直せ、だなんて言われても、そんな支配的な物言いをする人の言うことなんて聞かなくていいわけだ。
そんな風に脅迫的に迫る人は、単に自分と違う人間が怖いだけなんだ。自分と他人は同じはずだ、と思い込んでいて、その思い込みを証明するために、自分とは違う自分を変えようと支配しようとしているだけだから。
「普通」なんてないよ。
この世には普通だとか常識だとか、人として当たり前のことだとか、「こうあるべきだ」といわれている人間のモデルがたくさんある。
そのモデルと違っていると、人によってはそんなのおかしい、ありえないと思ってしまう。そしてそれを他人にも押し付けようとしたりする。
そんなのはいてはいけない。いるはずがない。いるなんて間違っている。
そんな感覚で時に人に、時に自分にそれを向けて激しく罰したりする。
でもその「おかしい」とか「普通じゃない」っていうのは、ただのその人の個人的な価値観に基づいた感想でしかないんだ。
人は正解を知らない。真実を知らない。人間とはこうあるべきだ、みんなこうなっている、だなんていうような「たった一つの、全員が納得して実践している真実」なんてものは本当は少しも知らない。
約70億人全員にそれを確認をすることなんて誰もできやしない。全員に確認したわけでもないのに勝手にそう思い込んでいっているだけ。
そういう大げさな人が声を上げて他人を罰したり、自分を罰して自己否定に走ってしまったりしているだけなんだ。
ありえないことはありえない
なぜなら、ありえないこと、としてそれが「観測」されたんなら、それはすでにありえたことだから。
だって今現実に存在するんだから。存在するから観測することができた。
存在するんだったら、それはあり得たこと以外にないんだもの。
そしてもしそれが誰かにとって自分だったら。自分はただその人にとってのあり得ない何かという思い込みをぶち破った人間だった、というだけのことなんだ。
その人にとっての新しい発見だったんだ。それをその人は「おかしい」「ありえない」といって現実を受け入れずに否定しているだけにすぎないわけで、自分が間違っているわけなんかじゃない。
この世に存在するすべてのものはすべて自明の事実だけ。自分という存在だって立派な事実の一つだ。
本当にありえないことっていうのは、現実の世界に全く存在していないもののこと。人が想像することも感知することも知覚することもできないようなものだ。
ひょっとしたら人間の五感で気づけないだけで、実は存在しているというものだってあるのかもしれない。ミクロの世界にいる微生物たちなんて顕微鏡が発明されたからその姿が確認できてわかったけど、それがないはるか昔の人間にとっては存在しないも同義だったはずだ。
でもその道具のおかげでそういう生物がいるってことが「わかった」んだ。
わかった、いることが自明になった時点で、それはすでに事実なわけだよ。
だから自分という存在だって同じで、自分が存在しているなら、自分はすでに事実なんだ。間違いでも何でもない。
頭がおかしいレッテルを張るのは、ただの詭弁。
つまり、何かを変だといって否定する目的は、「自分の都合に合わないからうやめろ」という個人的要求でしかないんだ。
「自分と違う人間が気に入らない」というだけ。ヒステリックに反応して拒絶しているだけ。
それをもっともらしく正当化して表現しようとする「詭弁」でしかない。
ただの”数”を担保にしているだけ。
みんなそうだからとか、それが世の中の常識だとか、そうやって数を担保にして説得しにかかろうとしているだけにすぎない。
勿論その数が実際にはどれだけの数なのかということについて、きっと本人は知りもしないで、勝手に思い込んでいっているだけだろうけれど。でもきっと多分、その人にとってはまるで世界中の人が自分に賛同してくれているつもりで言っているのだと思う。
つまり、(その人の勝手な思い込みにすぎない)数字をその正しさの根拠にしているということになるのだけど、
結局それもただの詭弁でしかないんだ。相手を自分の都合に従うように説得させ、自分の都合を通すための脅し文句。
ただ相手の個人的な「わがまま」でしかないんだ。そんなこと聞いてあげなきゃいけないことなんてどこにもない。。
この世に人間としてあるべき姿など存在しない
なぜなら、さっきも少し書いたけど全てのありえることは現実なのだから。
あるべきではなくて、単にみんなあるだけだから。それが本当の現実。
それをどうにかしようとするなんて、ただの支配なんだよ。どうにかなるべきだなんて発想は、人を支配したい人が持つただの詭弁でしかない。
むしろどれだけ変だといわれようが、何だといわれようが、起きていることは全て現実の事象なのだから、現実という自明の事実を変呼ばわりするあなたの方が「変」だと言ったほうがまだ筋が通るんだ
だからいいんだ。自分は自分で、その人もその人で。
その人が嫌だったら距離を置こう。相手は多分変わらないから、そう願っても苦しいだけだ。
人と違うことの方が「普通」
あなたはただの「自明」だ。現実に存在する確かな「自明」の存在。
まったく変なんかではない。そういう意味では、完全に「普通」なんだ。
現実に存在し、生を実感している生物の一人。
ただの個。自分と同じ人間なんてどこにもいないから、むしろ人と違っていることの方が普通なんだ
だからあなたは「あなたという普通」を否定しなくていいんだよ。
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